クアデルノを買ってみた
クアデルノの価格が下がり、3万円台になったので買ってみた。
価格が下がり、評価も上昇傾向にあった。どんなに素晴らしい端末なのかと使いたくなった。
結論からいうと、初日で買ったことを後悔した。
まず、付属していた紙1枚の取説に大事なことがほとんど書かれていない。
設定前に充電しようとケーブルをつなぐと、電源をいれた覚えがないのに設定しろと表示される。
設定に進もうとすると、今度はPCが必要だと表示される。PCのない人はそれ以上進むことができない。
幸いPCを持っているのでなんとか次のステップへ。
ペンを設定しようとすると、ペンが充電されていないので反応なし。それで、仕方ないので端末の充電ケーブルを引き抜いて、ペンの充電をした。今度はペンの充電レベルが足りないと表示される。
面食らいながら、なんとか少しずつ前進し、設定も終わり、ペンの使い心地を試してみた。
曲線が、磁力に引きづられるように直線化する現象が多々みられた。正直、がっかりした。3万円もしたのに。
現在、フリーノを使っていて、大変気にいっている。クアデルノに浮気したのがまずかった。
操作の簡便さ、ペンの使い勝手、フリーノの方が数段優れている。
クアデルノの商品紹介画面を分析してみると、会社で書類をPDF化し、クアデルノに取り込んで、社外へ持ち出し、仕事をし、帰社してPCとクアデルノを連携させ、確認するなどのシーンがある。
クアデルノはPC前提、PDFの操作を中心とした対象ユーザーをターゲットとする商品なのである。
フリーノはメモ帳であり、ノートである。どちらかというと個人的な情報を記録する人を対象ユーザーとしている。
従来のアナログなノートに変わるものをイメージしている私にとって、フリーノの方が使用意図にあっているのである。
クアデルノはこのままお蔵入りかもしれない。高価な無駄遣いだった。初日で気持ちの萎える商品は久しぶりだった。