青い空、白い雲、南の風、黄色い手帳

はてなダイヤリーの移行版

電通事件

長時間労働に一石を投じた電通事件。痛ましい事件である。

100時間以上の残業が話題になっているが、そこだけに目を向けると本質を見誤るのではないだろうか。自分の場合を考えても、毎日15時間労働、月の平日は20日。残業は140時間を越える。残業手当なし。他の職業の方も同じような残業をしているのではないか。電通事件の本質は、(新聞程度の情報でしかないが)、周りの人間からの人格否定が問題だろう。つまり、先に述べた離職問題と同じで、若手の育成システムができていない。否定することで、逆転するための奮起を要求しているのである。しかし、周りの人間が寄ってたかって否定してばかりでいると、本人が精神を病んでいくのは当然でしょう。周りに、自分を認めてくれる人がいなかったのが、残念な結果を生み出したと考えられる。長時間労働が悪いことはいうまでもないが、もっと企業の育成システムを根本から見直さないと、もっと多くの若者の命や働く意欲を摘み取ってしまう。