青い空、白い雲、南の風、黄色い手帳

はてなダイヤリーの移行版

フリーノ使っている

あれから、毎日のようにフリーノを使っている。書き心地がとてもいい。

しかし、不満な点や不具合もある。

最も困っているのは、デジタルのよさである「コピー、ペースト」がうまくいかないことが結構な確率で発生することである。なげなわツールで、コピーしたい部分を囲む。すると、なにやら白い線がでることがある。これは、どうやら消しゴムで文字を消したときの線のようだ。これを無視してペーストすると、消しゴムで消したはずの文字が復活して、文字がいくつも重なって貼り付けられる。だから、近頃は、コピー、ペーストはできるだけ使わず、単純に、書いた文字を消して、ペーストしたいところに、改めて書き込んでいる。まさしく、普通のアナログなノートである。ページはいくらでも増やせる。しかし、ノートのまとめ(任意のフォルダにいれること)ができない。つまり、カレンダーの日付に紐付けしたページをつくると、それぞれのページがつくった数だけ延々と別々に並ぶ。カレンダーページとして1フォルダにまとめることができない。また、バインダーノートの並べ替えのような任意な並べ替えができない。しかも、そのとき書いているノートを閉じると、必ず、最初の画面に戻り、書いていたノートの表紙のある画面には戻れない。だから、うっかり書き残すと最初の画面から書きたいノートの表紙のある画面に1こずつ進んでいくしか方法がない。

そこで、気付いた。そもそもフリーノというのは、紙のノートをデジタルにしただけである。だから、普通のノートと思えばよい。だから、このフリーノのデジタルのよさは、いくらノートを使っても、重量が増えないことだ。つまり、この1台で何ページ書いても、そのままの大きさである。これもまた、製作側のコンセプトであった。そういう意味では、製品コンセプトに正対して作ってある。それに対して、デジタルだからと多くの要求をすることがまちがいなのである。フリーノはアナログな軽いA5のノートである。今のところ、それ以上でもないし、それ以下でもない。

フリーノのおかげで、あっこれって普通のノートでもいいんじゃないという、普通のノートを改めて見直し、回帰するきっかけを作ってくれた。

ただ、キングダムの担当者が、現在、さらにブラッシュアップしようとたいへん努力をされている。makuakeのページを使って、ユーザーの要望を吸い上げようとされている。製品が市販されるまでには、よいものができるかもしれない。

書き心地は抜群です。消しかすがでません。ノートはいくらでも作れます。軽いです。

今後に期待したい。